なぜ中国語は難しいと感じるのか?5つの理由を丁寧に解説!

「中国語ってなんだか難しそう…」

「勉強を始めたけど、すぐに挫折しそう…」

そんなふうに感じていませんか?

中国語は世界で最も話されている言語のひとつですが、日本人にとっては独特な要素が多く、「難しい」と感じやすい言語でもあります。

この記事では、中国語を学ぶ上で多くの人がつまずきやすいポイントを5つに分けて、丁寧に解説していきます。


1. 声調(トーン)の違いが聞き分けづらい

中国語には、「声調(トーン)」という音の上がり下がりがあります。

例えば「ma」という音でも、声調によって意味がまったく異なります。

mā(第一声)… 母

má(第二声)… 麻

mǎ(第三声)… 馬

mà(第四声)… 叱る

日本語にはこのような音の高低による意味の違いがないため、最初は聞き分けや発音にとても苦労します。


2. 漢字は読めても「意味が違う」ことがある

「漢字だから日本人には簡単」と思われがちですが、実際は違います。

たとえば…

「手紙」=日本語では“レター”、中国語では“トイレットペーパー”

「勉強」=日本語では“study”、中国語では“我慢する”

このように同じ漢字でも意味が大きく異なる「偽友語(ぎゆうご)」の存在が、混乱の原因になります。


3. 文法がシンプルすぎて逆に戸惑う

中国語の文法は英語や日本語と比べると、時制や助詞が少なく、シンプルです。

しかしそのシンプルさが逆に厄介で、以下のような問題があります。

語順で意味を判断しなければならない

冠詞や格助詞がないので、文脈で判断する力が求められる

同じ単語の組み合わせでも、使い方次第で意味が変わる

つまり、「決まりが少ない=自由だけど難しい」という矛盾があるのです。


4. 発音に日本語にない音が多い

中国語の発音には、日本語にない音がたくさん含まれています。

「zh」「ch」「sh」などの巻き舌音

「ü(ユー)」という特殊な母音

「r」も英語とも日本語とも違う独特の発音

こうした音は、日本人には馴染みがなく、発音の習得には時間がかかります。

さらに、発音がうまくできないと通じにくいため、学習初期は自信をなくしがちです。


5. リスニングがとにかく難しい

中国語は音が短く、声調が変わると別の意味になるため、リスニングも難関です。

例えば「我要买米(wǒ yào mǎi mǐ)」という文(私はお米を買いたい)では、3語連続で「m」から始まる音が並びます。

聞き慣れていないと、「モゴモゴ話しているようにしか聞こえない」ことも。

また、省略されたり、早口になったりすると一気に聞き取れなくなるのもつらいところです。

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